【ドイツ年間大賞1996】エルグランデ

こんにちは、コウです。

最近、ボードゲームが流行っていますね。友達と気軽に遊べること、種類も豊富で自分に合うボードゲームを探すこともとても楽しいです。

何より、様々なボードゲームが置いてあり、店で遊ぶことができるボードゲームカフェがたくさんオープンしていて遊びやすい環境が整っていることが最高です。

引き続きドイツ年間大賞を受賞している作品を紹介していきたいと思います。

 

今回は「エルグランデ」を紹介します。

■「エルグランデ」はどんなボードゲーム?

エリアマジョリティ(陣取り)を行うゲームです。スペインの9エリアとタワーエリアに騎士を配置し、配置した数が多いプレーヤーが点数を得ることができます。得ることが出来る点数については、サイコロのようなマーク分、1位から点数を得ることができます。同数の場合は、1つ下の順位の点数をそれぞれ得ることができます。全9ラウンド構成となっており、3ラウンド毎に決算ラウンドがあります。3回決算を行ったらゲーム終了となります。まず最初は、領土9枚から遊ぶ人数+1枚の領土カードを抜き取り、各プレーヤーが1枚ずつ領土を選択します。余った領土カードにキングコマを配置し、各プレーヤーは自分の領土に大公コマ1個と騎士コマ2個配置します。そして手元に7個の騎士コマを出します(最初の7個の騎士コマ以外は袋に入れたままとして下さい)。1~13の数字が書かれたパワーカードを各プレーヤーが受け取ります。事前準備が終わったら、パワーカードを使って順番を決め、アクションカードを順番にゲットし、アクションカードを実行します。次のラウンドでは、最後にアクションをしたプレーヤーがスタートプレーヤーとなり、ゲームを進めます。

■「エルグランデ」の魅力とは?

決算時の逆転が起こる可能性とパワーカードのバランスの良さ。騎士コマはタワーにも入れることができます。タワーに入れた個数は決算タイミングまでわからないため、各プレーヤーで記憶しておく必要があります。決算時、タワーを明け、タワーに入れてある騎士コマ数により順位を決め、点数を入れます。その後、秘密ディスクでタワーに配置した騎士コマを別の領土に配置することができます。秘密ディスクで移動する場所は各プレーヤー一斉に決定してください。タワーから領土へ騎士コマの移動が発生することにより、順位変動が起こり、逆転が発生する点がワクワクドキドキする点です。また、騎士コマですが、「ストック」「手元」という概念があります。最初の7個は「手元」に置いている状態です。アクションカードに記載されている騎士の数分だけ領土に配置することができますが、「手元」から配置することとなります。つまり、「ストック(袋の中)」から「手元」へ騎士コマを移動させておかないと配置できないので注意が必要です。「ストック」から「手元」へ移動するには、「パワーカード」に記載されている数分、移動できます。スタート順を早くする(数字が高い)と「ストック」から「手元」へは騎士をあまり出すことができません。しかし、アクションカードを最優先に確保できます。このパワーカードを使ったバランスの良さも魅力となります。なお、パワーカードはそのラウンドで他プレーヤーと被ってはいけません。また使ったカードは捨て札となり、その数字カードを再度使うこともできないので、注意してください。

■最後に

「エルグランデ」はかなり複雑なゲームです。時間もかかってしまうため、最初はルールを知っている方に教えてもらいながら、ラウンド数を減らしてルールを覚え、プレーすることがおすすめです。複雑な要素を把握した上で楽しむことでやりごたえのあるゲームとも言えます。「大公コマ」「キングコマ」が置かれた箇所で1位を取ることができると2点ボーナスを得ることができますので、ボーナス得点も狙ってみてください。